水害手づくりマップ1日目
愛知県が進める「手づくりハザードマップ」プログラムに基づき、愛知県西春日井郡豊山町に於いて「水害手づくりマップ」を作成しています。
2023年度に実施した豊山小学校区(東地区)に続いて、今年は豊山小学校区(西地区)にお邪魔しました。
今回は全2日間の日程のうち前編として、1日目の様子についてお伝えします。
実施日時:2024年9月29日(日)
実施場所:豊山町社会教育センター
プログラム開始
1日目前半は顔合わせも兼ねて、地域にお住まいの住民の皆さん、自治体の担当者、そしてNPOの私達、一同に集まって地域の過去の水害やハザードマップの作り方について学びます。
今回実施した地区は昨年度と同じ小学校区ですが、浸水想定範囲が比較的広いこともあってか住民の方の防災意識も高く、さっそく質問をいただくなど熱心に取り組んでいただく雰囲気での幕開けとなりました。
勉強会
勉強会では、地勢と災害、自治体が発行している防災ガイドブックの中のハザードマップや防災アプリの説明、ハザードマップの作り方をNPOメンバーがおこないます。
ご自宅にある防災ガイドブックを持参された方もいらっしゃいました。
まち歩きに出発
まち歩きの注意事項や写真の撮り方の説明のあとは、いくつかのグループに分かれ、実際にまちを歩きながら、避難場所や避難の際に危険となる箇所をチェックしていきます。
この日は直前に突然の通り雨があり、空模様を気にしつつ念のため傘を持っての出発となりました。
まち歩きの様子
危険な箇所を見つけたらその状況をその場で調査用地図にメモ。
併せて様子がわかるように写真も撮影します。
私が担当した地域では全域を通して側溝がしっかり整備されている状況でしたが、時々リスクがある箇所が散見されました。
ワークショップ
1日目後半は、まち歩きで確認した避難ルートや危険箇所について、グループごとに話し合い、原稿用の地図に書き込みます。
ワークショップの様子1
調査用地図に書き込まれた危険箇所の情報をメンバーで話し合いながら、付箋紙を使って整理します
ワークショップの様子2
地図に書き込まれた危険箇所の情報と、現地で撮影した写真の番号を照合し、原稿用地図に整理を進めます。
ワークショップの様子3
原稿作成では、各グループごとに私たちNPOのメンバーが随時サポートします。
ワークショップの様子4
地図よりもお茶が目立ってしまっていますが、伊藤園さんがスポンサーというわけではございません。
ワークショップの様子5
1日目の最後は各グループの代表者から情報共有や感想の発表です。
普段生活している自宅周辺なのですが、現地を回ってみるとあらためて新しい発見などもありますね。
各グループからいろいろな感想がありましたが、地域防災担当の方が子どもの参加が少なくて残念だったので何か考えてみたいとおっしゃっていたのが印象に残りました。
この後、書き込まれた原稿用地図をもとに、私たちNPOが手づくりハザードマップの2日目の作業に使用する確認用マップを作成します。
このブログの後編は11月下旬に公開予定です。